「ダイエットを余分な体脂肪を減らしたい!」と思っていても、中々運動をする時間が取れないなどの理由があってダイエットを断念している方も多いと思います。
しかし、そんな方におすすめしたいのが短時間で自宅でも行えるトレーニングの「HIIT(ヒット)」です。
今回は、そんなHIITの効果ややり方についてご紹介していきたいと思います。
HIITとは

まずはHIITとは一体何なのか?という点について解説していきます。
HIITというのは「High-Intensity Interval Training(ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング)」の略で、分かりやすく噛み砕くと”インターバルトレーニングをさらに激しくしたもの“という意味になります。
インターバルトレーニングというのは高負荷の運動と低負荷の運動を交互に行うというものですが、それをさらに発展させたHIITは短時間で体脂肪を燃焼させることが出来るのでダイエットに最適です。
というのも、人間の体は激しい運動によって息切れした状態になると、筋肉や結合組織を修復するために一気に酸素を取り込もうとし、体脂肪を燃焼しやすい状態に入ります。
この状態のことを「アフターバーン効果」というのですが、このアフターバーン効果によるカロリー消費は一般的な有酸素ウンドの6~10倍とも言われており、さらに24~72時間ほどの間継続すると言われています。
HIITはこのアフターバーン効果を引き起こし、体が体脂肪を燃焼しやすい状態にするのにうってつけの運動なのです。
筋トレとは何が違う?

激しい運動と聞くと筋トレを連想する方も少なくないと思いますが、HIITと筋トレはちょっと違います。
HIITは短い休憩を挟みつつ激しい運動を短時間で行うという内容になっているため、息が切れる様な運動。つまり無酸素運動になります。
しかし筋トレは一概に息切れするような激しい運動というわけではなく、負荷の低い運動をゆっくりと行うことも出来るので、有酸素運動にも無酸素運動にもなりえます。
また、HIITは全身を使っての運動なのに対して筋トレは特定の部位毎に筋肉を鍛える運動になっているので、一つの部位を入念に鍛えたい場合は筋トレを取り入れるのも効果的です。
具体的なHIITのやり方

では、いよいよHIITの具体的なやり方についてご紹介していきましょう。
HIITは実は特定の動きをするというわけではなく、”高負荷の運動を数十秒間行い、短い休憩を挟んでまた高負荷の運動を行う“というのの繰り返しを指します。
そのため、その高負荷の運動というのは基本的に好きな運動を選んでもOKです。
HIITを行う上でよく選ばれるトレーニングとしては
- 腕立て
- スクワット
- バーピー
- なわとび
- プランク
- シャトルラン
- 懸垂
- エアロバイク
などがあり、これらを4つほど組み合わせてメニューを作ります。
そして
- 20秒間全力でトレーニングをする
- 10秒間休憩
- また20秒間、今度は次のトレーニングを行う
- また10秒間休憩
というのを大体3~10セット繰り返していくのがHIITのやり方になります(トレーニングの秒数や回数は好みで調節してもOKです)。
また、HIITによるアフターバーン効果は前述の通り24~72時間継続するので、毎日行う必要はありません。週に3~5回ほどでOKです。
注意点として、空腹時などの体にエネルギーが不足している時は行わないようにしましょう。
まとめ
HIITは決して楽なトレーニングとは言えませんが、体脂肪を効率よく消費するのにうってつけなので、ダイエットを考えている方にはぜひ取り入れてほしいトレーニングです。
あなたもぜひ、自分でメニューを組んでHIITを始めてみましょう。
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